駅馬車

1939年のアメリカ映画で、西部劇としての大傑作とされる作品。

アリゾナのトントからニューヨークのローズバーグまで、保安官に連行される若者リンゴ(ジョン・ウェイン)たち9人を乗せた駅馬車が大平原を走るが、途中でアパッチインディアンに急襲される。

その中で様々な人間ドラマが展開されていく。

9人の乗客は皆、一癖も二癖もある人物ばかり。
共通しているのは行先だけだった筈の9人が、それぞれの人生を交差させていくストーリーの膨らませ方が凄い。

妊婦が産気づくと、酔いどれの医師が大奮闘したり、酒場の女が気遣ったりなど、人間の暖かさを感じさせるエピソードが随所にある。

途中インディアンの襲撃があったり、脱獄囚と無法者との決闘があったりと、アクションの要素とドラマの要素が濃密に絡んだ映画だ。

インディアンの襲撃に遭いながら疾走するシーンはスリル満点。

このスピード感は、西部劇というジャンルに限定してしまうのは勿体ない位に思う。