ツィゴイネルワイゼン

鈴木清順監督の、幻想的な映画。

原田芳雄が演じる中砂の、怪しい演技に身震いした。
観ていくと、誰が本当に死んでいて、誰が本当に生きているのかが段々分からなくなってくる。

中砂が生前持っていたサラサーテのレコードを探しに来る小稲は幽霊だというのが後から分かる。

人が死ぬ時系列が、この映画の中では滅茶苦茶なのだ。

生と死というものは混在していて、曖昧なものだという事なのだろうか。

元々生きているという事自体が、曖昧で夢の中の様なもの、と考えさせる映画だ。