太陽を盗んだ男は、「原爆を作って政府を脅迫する」というハチャメチャなアイデアの日本映画。
大掛かりなカーアクション、国会議事堂や皇居前を始めとしたゲリラ的な大ロケーション、シリアスで重い内容と、ポップな活劇要素が渾然一体となった作品。
しかし原子爆弾製造や皇居前バスジャックなど、表現に対して緩かった当時としても、かなりきわどい内容が描かれている。
それにしても、沢田研二がこんな危険人物の役を演じていたとは。
本作品の長谷川監督の通称は「ゴジ」。それだけでも豪快そうだ。
原爆は誰でも作れる、そう公言する主人公。何という過激さか。
物凄いオーラを感じさせる。