トッツィー

1982年のアメリカ映画。

ダスティン・ホフマンが女装するという、センセーショナルなコメディ映画だ。

40歳が近い俳優のマイケル・ドーシーは、その完璧主義が災いして周りと上手くいかず、どこからも雇ってもらえなくなってしまう仕事がなかったある日、演劇の生徒サンディが病院を舞台にしたソープ・オペラのオーディションを受けるというので着いて行くが、サンディは落とされてしまう。翌日マイケルは女装し、”ドロシー・マイケルズ” としてそのオーディションに受かってしまう。

最初はお金のための一時的な仕事と割り切っていたマイケルだが、彼が演じたタフな病院経営者役が受け、長期の契約を結び、色々な雑誌の表紙を飾るなど、一躍スターとなってしまう。

カネのために割り切って女装したはずの男が仕事のパートナーの女と女として接するうちに女性の気持ちというものを理解し、その女は女装した男から女としての影響を受けるという、その視点が素晴らしい。

気軽にコメディとしても楽しめるが、単純なハッピーエンドに終わらない静かなラストシーン等から、ドラマ性の部分も堪能できる作品だ。